記事のアーカイブ
2017年08月04日 22:03
第5章の議論ログです
前回の第4章では、市場内の需要と供給を図示し、市場の自浄作用によって需要と供給が均衡点に落ち着くことや、こうした均衡点が関連変数によって変動すること(曲線のシフトまたは曲線に沿った変化)が説明された。
第5章では、こうした「自浄作用」ではなく、政府が需要と供給に介入した場合に何が起こるのかについて説明されている。
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2017年08月04日 20:44
第4章の議論ログです
第4章では、市場における需要と供給についてでした。第4章からはミクロ経済学です。
市場 (market) とは、一つ一つの財・サービスにおける売り手と買い手の集まりのことである。
ここで扱っている市場は競争市場と呼ばれるもの。
競争市場とは、多くの売り手と買い手が存在していて、1人の売り手や買い手が市場価格に影響を及ぼさないような市場のことをいう。
ちなみに、以下の条件を満たしている市場は「完全競争市場」と呼ばれる。
販売されている財がまったく同じである
ちなみに、売り手の販売する財が差別化されている (=同じではない)...
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2017年07月04日 00:00
第3章の議論ログです
第3章は、経済学の十代原則の一つである「交易(取引)はすべての人々をより豊かにする」の詳細についてでした。
この「取引はすべての人を豊かにする」という原則については「人によって得意なことが違うから」というのが漠然とイメージができる。
しかし「全部得意なスーパーマン」的な人がいた時に、わざわざ彼/女よりも劣った人物と仕事を分け合って取引する価値はあるのか?というのがここでの問い。
で、この問いに対して「スーパーマンでも取引した方がいい」というのがこの章の結論。
絶対優位と比較優位
取引するからには何かしらの財を個人(または企業・国)が生産する。
この時に重要な
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2017年06月14日 00:00
第2章の議論ログです。
第2章は、経済学が科学としてどのように経済をモデル化するかに関する入門編でした。
ポイントとしては以下の通り:
経済学も自然科学同様に、現象から理論を構築し、その理論の妥当性を検証する
ただし経済学の場合、自然科学にあるような実験的操作を行うことは難しいあるいは不可能である場合もある
経済学では経済に関するモデルを構築するときに、様々な仮定を置き、複雑な経済を単純なモデルに落とし込んで理解しようとする
ただしこうした仮定の妥当性に関しては経済学者間でも合意が取れていないのが現状である
経済学が置いている仮定の中には
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2017年05月29日 00:00
ヒトを含め多くの動物は有性生殖するわけですが、そもそもなんで有性生殖があるかについて復習。
有性生殖のパラドクス
生殖には単一個体が細胞分裂する無性生殖(自分のコピーを作っていくタイプ)と、個体間で配偶子を組み合わせる有性生殖(お互いの遺伝子を交換して新しい子を作っていくタイプ)がある。...
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2017年05月28日 00:00
SPSSやRで分析した場合、信頼区間は自動で算出してくれる。
しかも分析結果として報告する場合も、明記自体は指示されていてもその内容自体を説明することはまずない信頼区間…。
頻度主義における信頼区間 (Creditable...
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2017年05月27日 00:00
そもそも(頻度論的統計における)p値って何よ?
例:架空のクラス A・B を対象に、Aには新しい教育法を、Bには従来の教育法をそれぞれ実施し、成績に違いが出るかを検証する。
このとき伝統的な統計では、以下の2つの仮説を立てる。
帰無仮説 (H0):AとBの成績に差はない (A = B である)
対立仮説 (H1):Aの成績はBよりも高い (A > B である)
結果の方向性がはっきりしている場合は「片側検定」
「A > B である」または「A <...
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2017年05月26日 00:00
第1章の議論ログです
以下の応用問題3について主に議論しました。
あなたが経営している会社が新製品開発に500万ドルを投入したが、新製品がまだ完成していないとしよう。最近の会議で、競合製品が現れたので新製品の予想販売額が300万ドルに減少したという営業部門の報告があった。新製品の完成までにあと100万ドルかかる場合に、開発を継続すべきだろうか。また新製品を完成させるのに最大いくらまでかけるべきだろうか。(『マンキュー入門経済学 第1章 応用問題3(p.31)』より)
議論の結果:開発費用が300万ドル未満であれば、新製品の開発に資産を投資すべきだろう。
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2017年05月25日 00:00
読んでいる本の紹介
マンキュー入門経済学 (第2版) N.グレゴリー マンキュー (著), 足立 英之...
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